ロコモ予防は自分にあった運動療法
整形外科が、新しい国民病として提唱している
ロコモティブシンドローム 「 locomotive syndrome 」
「 運動器症候群 」 と呼ばれる新しい概念だそうです。
この概念は 「 骨・関節・靱帯・筋肉や腱を含めた 」 運動器が
神経系 ( 脳 ) と協調することから、これらの機能の低下は自閉や寝たきり
しいては認知症へと発展するケースも多く
人間は運動器に支えられて生きている事。 そして運動器の健康には
医学的評価と対策が重要である事を日々意識してほしいとのメッセージだそうです。
皆さんはごぞんじでしたか?
確かにその通りだと思いますが、「 今更なぜ? 」 と
少しばかり皆さんに知って頂けたらと思う話。
特に、お膝に不調を抱える患者様は、足に重りをつけて膝を伸ばしたり曲げたり
「 筋力をつけなさい! 」 と、リハビリに取り組まれている方も
多いのではないでしょうか?
当院にもそういう経験をお持ちの患者さまが、おこしになられます。
ちょうどロコモの話題ですので、立つ歩く、姿勢を保ったりするのに
重要な筋肉 「 抗重力筋 」 について述べさせてもらいますね。
背中やお尻 ~ 脚の後ろ側の筋肉というのは、姿勢の維持に関与している
場合が多いのですが、疲労や、日々の労働、職業的な癖や年齢。
つまり体の使い方のアンバランスによって、体を支えている
「 抗重力筋 」 の作用が衰えると、お膝や腰などに負担がかかりはじめ
膝痛や腰痛などが引き起こされる事が多いと感じます。
よってこれらのバランスを回復させようとするのが、ロコモ的な運動ですね。
しかし、どうでしょう。 先ほどの膝痛患者さんの足に重りをつけてのリハビリ。
または腰痛ならば、腹筋を鍛えなさい!
ボディビルダーが筋肉をつけるようなやり方では
ロコモな運動とは、まるであべこべです。
このような方法で 「 抗重力筋 」 へアプローチするのは
あまり賢い方法とは言えないかも知れません。
どういう運動や体操が良いのか?提示することのほうが大事だと思います。
筋肉と姿勢、症状との関わり方は、お医者さまだって知らない事もあります。
むしろ病院のPTや我々がその分野の専門。
当院でおこなっている運動療法は、抗重力筋などの凝り ( 過収縮 ) や
体の癖や歪みによって使われていない筋肉を、無理なく緩めたり
バランスを整えたりするのに適した方法です。
「 施術と料金 」
症状にあわせて動きを誘導しながら、力を入れたり
抜いてもらったり、筋肉の連動のバランスを患者さん自身の力を
利用して整えますので、安全で自然に回復へ導く方法なんですよ。
ロコモな運動! お医者さまからもっと広まると良いですね。
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