頚椎狭窄症の症状の改善

6月 20th, 2012

頚椎の狭窄症とは

【 60歳 : 男性 : パソコン関連 会社役員 】


レントゲンとMRIにより頚椎の狭窄症 ( 脊柱管狭搾症 ) と診断された患者さま。
2011年の7月から、頚と右上肢の痛みが酷くて眠れず整形外科を受診。

どうにも眠れない状態で、仕方なく薬の量が増えるばかりだった。

整形外科で痛み止めの処方と、牽引治療を2週間続けたが
効果はみられず、家族からの薦めもありその後鍼灸院で治療を受けていた。

右下肢に 「 鍼 」 をされたと仰っており、その晩から眠れるようになったそうで
東洋医学の効果って不思議ですよね!


鍼灸治療へは半年ほど定期的に通い、症状も小康状態にあったが
仕事が忙しくなって、鍼の先生と相談しいったん治療を中断することに。

すると今年の4月頃から、再び症状が悪化するようになり会社と相談の上
週3日の勤務に憂慮して貰うも改善傾向はみられなかった。

心配された娘さんがインターネットで、当院の 狭搾症の改善例 をみつけ
5月に来院されました。


初診では、頚をすくめた姿勢で頚に沢山の湿疹の跡。 

色艶も悪く、朝は全く頚が動かなくなるそうで、特に後屈 ( 後ろに反ると )
痛が強くて、うがいが出来ないとの事。


また、右手人差し指に痺れも訴えており、夜は薬を飲んで寝ても
頚と上肢の痛みが気になって腕の置く場が無いようなストレスがあると言います。

なので又、ほとんど眠れない状態になってしまった事と
仕事に集中できないのが困っている現状。


ただし、理学検査をすると、指や腕に力が入らないなどの筋力低下や
感覚の消失は見られませんでした。


中には狭搾症と診断されても、頚部や背中などの筋の緊張から
症状が出ている場合が実はあったりします。

脊柱の狭窄症という診断でしたが、これだと筋肉の緊張で神経が絞扼
( 締め付けられる ) されている
可能性のほうが高いかもしれません。


頚部の筋肉の触診は大切です。 神経を圧迫している筋肉がないか触って良く調べましょう  


首から腕にかけて、神経が通る部位の筋肉を触っていくと
かなりの緊張を伴っていました。 

また、右の肩甲骨の内縁にも痛みが集中することから
頚背部の複数の筋肉が引き起こす 「 関連痛 」 の可能性もあります。


斜角筋のトリガーポイントと関連痛


そこで頚部の筋肉をできるだけ丁寧にほぐしてみました。

首は細く繊細ですし、神経や静脈・動脈も豊富に分布していますので
整骨院でもあまり積極的に触りたがらない部分かもしれません。

又、ただ強く押されてもリスクの大きい部分です。

そのかわり、腰などの大きな筋肉と違って緩みやすいというか
反応も早く、ある程度ほぐれてからは首や背中の運動に関連した

他の筋肉との動作を改善するよう、PNFという運動療法を
患者さんと一緒に行っていきます。


頚部の運動療法


1ヶ月後には姿勢もみるみる良くなり、症状も残り2割といった具合に
回復するすることができました。

まだ右指の痺れが若干残り通院中ですが、ご満足戴いています。


【 * 写真は勉強会のもので、患者さんではありません 】


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