妊娠後に起こった股関節症の改善

11月 6th, 2011

股関節症の治療

【 既婚女性 44歳  2児の母 : 高校体育教師 】


10年来も症状に悩まされていた患者さん。
妊娠後から左股関節が痛むようになった。

今回、うれしい報告がありましたので症例として。


股関節の痛みや症状には、先天性のものから
細菌・ウィルスによるもの、骨盤の歪みや変形性といったものまで
様々な要因があります。

この患者さんの場合、妊娠後に起こったことから 「 産後の肥立ち 」
いわゆる骨盤の緩みに要因があると思われました。

女性は妊娠すると、胎児の成長に合わせて骨盤も開き出産に備えます。
これは Relaxin というホルモンの作用で、妊娠に伴う姿勢変化に
関節や靱帯を柔軟にすることで対応するものですが、産後
緩んだ骨盤の戻りが悪いと、股関節痛や坐骨神経痛様の症状として
痛みが残る場合があるようです。

妊娠に伴う姿勢の変化とは、でてくるお腹のバランスを保つために
身体の重心も後ろ寄りとなり、そのため股関節を外旋して骨盤を開き
つま先を外に開いたような姿勢となります。


股関節症の姿勢変化  股関節症の姿勢変化


ちょっとがに股なイメージで写真をとって貰いました。
姿勢をとってみると、重心は踵により、股関節 ( お尻 ) 周りの筋肉が
骨盤と股関節の両方を支えた格好となります。 ( * 赤い部分 )

その為、筋肉も張って凝りやすく、長期化すればお尻や股関節周りに
痛みを感じるようになると思われます。

今回はこのケースの症状でした。


初診は去年の8月。
最初は車から降りる時も左の腿を手で持ち上げてから
動かしてあげる程、痛みによる運動障害があった。

病院からは一応手術を薦められているとの事でした。 

体育教師という立場、身体の不自由さに気苦労もあったと思います。

歩行の動作をみてみると、怖さからか、無意識に制限をかけている。
そのため、あまり動かしていない筋肉があり
かえって股関節のアンバランスを助長しているようでした。

そこで、できる限り痛みが出ないよう股関節を少し広げ
歩行に関連する筋肉に刺激を入れるよう運動させてみた。

慢性痛の場合には良くあることなのですが、反復する痛みによって
神経が過敏となると、本来痛みを感じなくても良い状態でも
過剰に痛みに反応するようになる事があります。

ですから決して無理をさせない事。

施術が終わって動作を確認してみました。
すると、かなり歩きやすそうで本人も驚いた様子。


但、これまた10年来の症状ですから数日で戻ってしまいました。


こういう時に大切だなと思うのが、事前に予測される経過をお伝えすることです。
治療プランの説明が無いと、患者さんも落ち込んでしまいますから。

病は気から ・・ と言いますが、痛み ( = ストレス ) があると
物事も悲観的になりやすく、改善に向かって希望が持てなくなる。

ですから、起こりうる変化をできるだけ説明するようにしています。


今回は使っていなかった筋肉に刺激を与えたところ
改善傾向がみられました。 但し、長年使っていなかった筋肉は弱く
疲れやすいものです。 再び関節を支えきれなくなると痛みが出ると思うと。

その時は、筋肉を休ませる時期なので思い切って休息をとり
少し休んでから筋肉を動かす練習を繰り返しましょうと!
そうすれば本来の機能に近づくと説明しました。


1年経った今、車の乗り降りも補助なしで行えます。

そして先日嬉しい報告がありました。


「 毎年のプール実習は、プールサイドで監督するだけだった私ですが
今年の夏、ようやく生徒と一緒にプールに入ることができた 」

「 かけたサングラスが濡れないように、顔を上げて泳いだんですよ! 」 と。

満面の笑みに、わたしのほうが癒されました。



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